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ニール・ゲイマン (Neil Gaiman) ゲスト・オブ・オナー

ベストセラー作家ニール・ゲイマンは、長きに渡り現代のコミック界を代表する作家であると同時に全世代を対象とした本を書いている。彼は「Dictionary of Literary Biography」で存命中のポストモダン作家の十指に入る作家としている。また彼は、散文、詩文、映画、ジャーナリズム、コミック、歌詞、ドラマなど多方面に渡って創作を行っている。

彼の2001年のヒューゴー賞受賞小説「American Gods」は、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、SFX賞、ローカス賞を受賞し、他にも世界幻想文学大賞を含む様々な賞にノミネートされた。

ゲイマンとテリー・プラチェットは、世界がどのようにして終るのかというコミカルな小説「グッド・オーメンズ」を共著した。この本は17週連続でロンドンのサンデー・タイムズ紙の1990年のベストセラーリストにランクインし、世界的なベストセラーとなった。

ゲイマンはDCコミックスのカルトホラーコミックシリーズ「サンドマン」の原作・作家であり、9つのウィル・アイズナー漫画業界賞と3つのハーベイ賞を受賞した。「サンドマン#19」は、世界幻想文学大賞の短編賞をコミック作品として初めて受賞した。

1996年に彼のファンタジックな全6話完結のテレビドラマシリーズ「ネバーウェア」がBBCで放映された。テレビシリーズと同様ロンドンの不思議な地下世界を描いた彼の小説「ネバーウェア」は1997年に出版された。ジム・ヘンソン・プロダクションがこの小説の映画化権を獲得し、ゲイマンがプロットを書いた。

4部から成る散文小説「スターダスト」は、1997年10月よりDCコミックスで発表された。チャールズ・ヴェスが大人のための妖精物語のイラストを担当した。クレア・デーンズが主演した映画は、2008年のヒューゴー賞で長編映像部門を受賞した。

ゲイマンは1999年に「サンドマン」シリーズの「サンドマン -夢の狩人-ドリームハンター」をNippon2007のゲスト・オブ・オナー、天野喜孝のイラストで出版し、ブラム・ストーカー賞絵本賞を受賞し、ヒューゴー賞にもノミネートされた。

彼のヒューゴー賞受賞作である児童書「コララインとボタンの魔女」は、ニューヨークタイムズ紙を含む国際的なベストセラーとなり、大成功を治めた。また、英国SF協会賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞も受賞している。

イギリスで生まれ育ったニール・ゲイマンは、現在ミネソタ州のミネアポリス近郊に住んでいる。彼は40代になったにも関わらず、まだ髪の毛がぼさぼさである。

Gaimanウェブサイト

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エリザベス・ヴォナーバーグ (Élisabeth Vonarburg )ゲスト・オブ・オナー

1947年に生まれ(フランス)、1952年から読み始め(伝説、おとぎ話、マンガ、冒険譚)、1958年から書き始め(詩)、1964年からSFに傾倒(ようやく!)。 好きなものは読書、音楽、映画、猫、スキー、美味しい食べ物と寒い駄洒落。ケベックの様々な大学でフランス文学と創作を教えた(1973年の移民以来)。多くのSF小説を英語からフランス語へ翻訳し、現在も翻訳中(近著:ガイ・ゲイブリエル・ケイ「The Fionavar Tapestry」)。

文学創作で博士号(1987)を持っているにも関わらず、SF創作ワークショップを開催、1979年から1990年までケベックのSF&F雑誌「Solaris」の編集に携わり、現在は作家業に専念。1979年にケベック初のSFコンベンションを開催する罪を犯し、その後二度も再犯を繰り返した。フランス語で出版された四つの短編を収録した短編集「Chroniques du pays des mères」や様々なSF雑誌で短編を発表。

カナダのオーロラ賞の最優秀フランス語短編小説部門を三度受賞(1987年:“La carte du Tendre”、1990年:“Cogito”、1991年“Ici des Tigres”)。最優秀フランス語小説賞を三度受賞(1991年:“Histoire de la Princesse et du Dragon”, 1992年:“Ailleurs et au Japon”, 1993年:“Chroniques du Pays des Mères”)。1996年に出版されたケベック作家のSFアンソロジー“Tesseracts Québec”を編纂。

彼女の処女長編“Le Silence de la Cité”は1981年にフランスで出版され、le Grand Prix de la SF Française(フランスSF大賞)を含むいくつかの賞を受賞した。 カナダと英米では「The Silent City」というタイトルで出版された。1993年にフランス語と英語で順に出版された第2作「In the Mother's Land(Chroniques du Pays des Mères)」は、フィリップ・K・ディック記念賞、Grand Prix Logidec de la SF québécoise賞、Boréal賞、オーロラ賞を受賞し、ティプトリー賞の最終選考に残った。第3作「The Reluctant Voyagers」は1995年度のフィリップ・K・ディック記念賞の最終選考に残った。

全5作のSFシリーズ「Tyranaël」の最初の2作は、様々な賞(Grand Prix de la SF québécoise, Boréal賞など)を受賞した。1993年にはジュヴナイル小説「Les Contes de la Chatte Rouge (赤い猫の物語)」が出版され、その他4作のフランス語ジュヴナイル作品がある。また、短編集が2作、大人向け小説もほか2作品ある。

彼女は最近、ケベック女性協議会の20周年記念として設けられた一度だけの賞、Prix du Conseil québécois de la Femme en littérature(ケベック女性協議会文学賞)を受賞した。

Vonarburg ウェブサイト (SFWA)
Vonarburg ウェブサイト (フランス語)

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タラル・ウェイン (Taral Wayne) - ファン・ゲスト・オブ・オナー

ファン・ゲスト・オブ・オナーは、2008年ヒューゴー賞のベスト・ファン・アーティスト部門にノミネートされた。

私は、テレビやコンピューター、ましてやインターネットが普及する前から絵を描いてきた。ファンダムが形成される前は、毛むくじゃらのキャラクターを描いていた。私は、SFのファンジンを印刷する謄写版の原版作成に、初めてコンピューターを利用した人間かもしれない。しかし、現在は全く違う世の中になってしまって、なかなか追いつけないでいる。私は携帯電話を持たないし、iPodも持っていないし、メッセンジャーやペイパル、そして自分のデジカメの使い方も分っていない。でも、なんとかしがみつこうとしている。

私が(中年になってペースダウンするまで)手がけたのは、雑誌や本のイラスト、少しだけコミック作家、個人的な依頼物、コンベンションでのディーラー、そして数えきれないほどの年月をSFファン活動に費やしてきた。

インターネットのせいで、生計を立てるのが難しくなってきているように見える。アーティストの数が100倍にも増え、利用者は99%のアートコンテンツが無料という状態に慣れ切っているからだ。そこで利益を上げられるとは思えない。同時に、旅行費用は高くなり、国境を越えるのは危険になった。コンベンションにもすっかり行かなくなった。追い討ちをかけるように、カナダドルはアメリカドルと共に安くなった。銀行に100アメリカドルを預けても、通帳には二桁の数字しか記帳されない。25歳の頃みたいに、またちゃんとした仕事に就くべきなのかもしれない。とはいえ、あと10年持ちこたえられれば、生活保護を受けながら「隠居」して、初めての豊かな生活を楽しみ、ようやく本当に描きたい絵を描けるのだ!

野望とは残酷な指導者だ。

Wayne ウェブサイト
紹介コメント(英語サイト)

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トム・ドーティ (Tom Doherty) ゲスト・オブ・オナー(出版社)

トム・ドーティは50年間出版業に携わった。まずポケット・ブックス社の営業として働き始め、やがて営業課長に昇進した。その後Simon and Schuster社へ国内営業部長として移籍し、次にTempo Booksの発行者に転じた。Grossett & Dunlap社のAceレーベルとTempoレーベルの発行人兼本部長を勤めた後、1980年に自身の出版社Tom Doherty Associates (Tor/Forge Booksの版元)を創業した。 彼は1982年にRichard Gallen と Jim Baen と共同でBaen Booksを創業した。 Tor と Forgeレーベルの作家たちの多くが、ネビュラ賞やヒューゴー賞、エドガー賞、Spur賞、ティプトリー賞、ストーカー賞、ウェスタン・ヘリテージ賞といった賞を幅広く受賞し名声を得た。

トム・ドーティは、1993年にSFのジャンルへの多大な貢献に対し、ニューイングランドSF協会のSkylark賞を受賞した。また2005年に世界幻想文学大賞の特別功労賞を受賞した。2007年にはそのジャンルへの継続的な貢献に対し、アメリカウェスタン作家協会のLariat賞とアメリカスリラー作家協会のSilver Bullet賞を受賞。Tor Booksは過去20年間連続で、ローカス賞の出版社部門にノミネートされた。

Tor-Forge ウェブサイト

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デヴィッド・G・ハートウェル (David G. Hartwell)ゲスト・オブ・オナー(編集)

デヴィッド・G・ハートウェルは「Age of Wonder」の著者であり、「The Dark Descent」「The World Treasury of Science Fiction」や、Glenn Grantと共同編集したカナダSFのアンソロジー「Northern Stars」「Northern Suns」やKathryn Cramerと共同編集した20冊以上のアンソロジーの編者でもある。

2006年に初のヒューゴー賞を受賞(33回めのノミネート)し、2008年にはヒューゴー賞長編プロ編集部門を受賞した。彼はまたEaton賞と世界幻想文学大賞も受賞している。ハートウェルは、Tor/Forge Booksの編集長であり、「The New York Review of Science Fiction」誌の発行者でもある。彼の近作は、Kathryn Cramerと共同編集した「Year’s Best SF 12」である。 現在、ニューヨーク州PleasantvilleとWestportに住んでいる。

Hartwell ウェブサイト

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ジュリー・E・チャーニダ (Julie E. Czerneda) 司会

アンティシペイションの司会を務めるジュリー・E・チャーニダは、数々の受賞歴を持つSF作家兼編集者である。彼女の処女長編「A Thousand Words for Stranger」は1997年にDAW Booksから出版された。

元生物学者で、動物行動の進化を研究していた彼女は、1985年よりプロの執筆活動を始めた。科学本の著者・編者として、世界中の200冊以上の学生・教師向けの数学および科学の参考書に携わり、また小学校から大学までの教育現場で教えた。10年の間、彼女は専門出版社Czerneda Publishingの社主でもあり、科学ほかの本を製作した。現在は小説専業になり、生物学の知識を活かした長編を11作、数多くの短編や15冊以上のアンソロジーを出版した。

彼女の作品はカナダで最も名誉あるオーロラ賞を三度受賞した他、ゴールデンダック賞の科学技術教育部門などいくつかの賞を受賞した。またネビュラ賞の候補に三度なった。彼女はフィリップ・K・ディック賞のSF部門とジョン・F・キャンベル賞の新人作家賞の最終候補に残った。

ジュリーは、社会活動にも熱心で、フィリップ・K・ディック賞を含むいくつかの小説賞の審査員をした他、作家のワークショップを開いたり理科教師や司書に技術者教育を提供したり、「Science News」誌のコンサルタントや、科学の能力向上の講演者として引く手数多である。彼女の自然史教育の実績は高く評価されてPeel Award of Excellence賞の教育部門を受賞し、Waterloo大学の名誉卒業生でもある。彼女は2009年のニュージーランドSF大会のゲスト・オブ・オナーでもある。

Czerneda ウェブサイト

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