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ワールドコン用語辞典

メンバーシップ(Membership)

ワールドコンの参加者はメンバーと呼ばれます。これは、その時のコンベンションの参加者がその年のWSFSの会員になるという意味合いを持つからです。それ故、ビジネスミーティングと呼ばれるWSFSの会議には、メンバーであれば誰でも参加することができます。
メンバーになると、ビジネスミーティングへ参加できるだけではなく、大会に対して2つの大きな権利が得られます。それはヒューゴー賞への投票権とサイトセレクションの権利です。ワールドコンの参加者はこの権利をとても大切にしています。たとえば、Noreascon 4で、Nipppon2007委員会がデモンストレーションをお願いした、草月流の先生はSFとは関係が無い方と言うことで参加費を免除して頂きましたが、上記の権利は一切ついてきません。彼女には特別な参加証が発行されました。参加費は、ボランティアで協力して下さった先生への御礼の意味として、免除することに問題はないけれど、権利は別、ということでしょうか。
メンバーシップには大きく2つの種類があり、一つはアテンディングメンバーシップ。これは当日会場に来てワールドコンを楽しむ人たちのもの。もう一つはサポートメンバーシップ。これは、当日さまざまな理由で会場にはいけないという人たちが、上記2つの権利と公式な発行物を手にするためのものです。サポートメンバーシップからアテンディングメンバーシップへのバージョンアップは差額を払う形で行う事ができます。

WSFS(World science Fiction Society)

ワールドコンの使用許諾を行う組織です。
Worldcon、World Science Fiction Convention、WSFS、World Science Fiction Society、NASFiC、Hugo Awardはこの団体に商標登録されています。すべてのワールドコンはWSFSの規約に従い、ヒューゴー賞の運営、2年後のワールドコン開催地の決定、ビジネス・ミーティングの開催、財務収支の報告が義務づけられています。

ゲスト・オブ・オナー(Guest of honor)

GOHとも書かれる各ワールドコンの顔となる主賓です。作家、アーティスト、ファンから一組づつ選ばれるのは定番で、開催地によっては編集者やコミックアーティストなどが加わることもあります。
米国以外の地域で開催される場合、その国の作家と北米でメジャーな作家など同じカテゴリーに2組のGOHがいる事もあります。ワールドコンでゲスト、というのは基本的にこのGOHだけです。作家やアーティストであってもメンバーシップを得なければ参加できません。

サイトセレクション(Site Selection)

ワールドコン開催地は開催年の2年前のワールドコンで決定致します。
決定方法は、ワールドコン参加者(メンバー)による投票(Vote)です。
メンバーは投票場所で開催にふさわしいと思う場所、あるいは行きたいと思う場所に投票するのですが、投票するためにはお金(Voting fee)が必要です。
自分が投票した候補地が負けたとしても、投票した人は自動的に勝利した候補地でのワールドコンのサポートメンバーシップを得ますので、このお金が無駄になることはありません。
投票は会場で直接行うだけではなく、郵送で行うこともできます。

ビッド(Bid)

開催地に立候補する事です。開催の立候補をした各地の誘致委員会では投票の数年前から立候補を表明し、世界SF大会、または、全米各地で行われる大小様々なSFコンベンション(ローカルコンベンション)の参加者に向け誘致のためのプロモーションを開始します。プレサポーティングの為のテーブルを各コンベンションの展示スペースに置いたり、夜パーティを開くなどして候補地のアピールや委員会の充実度を参加者に示します。

プレサポーティング(Pre-supporting)

サポートメンバーシップとまぎらわしい呼称ですが、全く別のものです。プレサポーティングとはビッドをしている候補地の一つを支持し、開催を応援するという意味合いのものです。
まだ決定していない地にお金を出す事で、誘致費用の一部としてその地の開催をバックアップするだけでなく、もしその候補地が開催を勝ち取った時は参加費が割り引かれるなどなにがしらの特典がえられるのが通例です。世界SF大会の参加費は主に会場費、企画費、機材費、保険料などに使用され、営利目的ではありません。
プレサポーターが応援した候補地が開催地になればいいのですが、投票で負けた場合、誘致費用として使用されたプレサポート料はサポーターの手にはもどりません。プレサポートしている時点では賭のようなものですが、それでもその候補地を応援してやろうというシステムです。

フレンドシップ(Friendship)

Pre-supportingより、尚強力な応援をしたい人達が申し込みます。金額はプレサポートの5倍から7倍になります。
それだけ、真摯に応援してくれるのですから、参加権を勝ち取った場合、委員会側は参加費の割引やグッズのプレゼント、参加登録番号を若くするなど出来る限りの感謝の念を表します。Friendshipをした候補地が開催を勝ち取れなければ、支払った金額が何にもならないのは、Pre-supportingと同様です。

バッジ(Badge)

メンバーは大会開催中、会場内では常に名札を見える所に付けなくてはなりません。 この名札をバッジと呼びます。バッジがないと会場内に入ることができません。 記載される名前は必ずしも本名である必要はなく、あだ名やペンネームなどを使う人もいます。 このバッジをなくした場合はまず再発行されませんので、中に入るためにはもう一度大会参加費を支払わなくてはならなくなります。但し、無くしたバッジが見つかった場合は新たに払った大会参加費は払い戻して貰えます。

リボン(Ribbon)

ワールドコンではバッジの下に様々な色のリボンを付けた人をよく見かけます。これらにはVolunteer(ボランティア)、Committee(大会スタッフ)、Dealer(ディーラーズルームに出店している人) 、Program Participant (企画出演者)、Artist(アートショー出品者) 、Rover(警備)など、その人がどう大会と係わっているかを示す単語が書かれています。メンバーはそれを見てその人が大会で何をしているかを知り、警備はリボンによりその人が入ることが出来る区分を知ることができます。

コンスイート(Con Suite)

メンバー達がくつろぐ為の部屋です。大会側が飲み物やスナック類、時にはパンなどを用意し、参加者であればこれらを無料で飲食する事ができます。 とは言え、空腹を満たす為にくる人はあまりいません。ファンゴシップに興じたり、旧交を温め会ったり、プログラムについて語り合ったりする横につまめる物が置いてあるという感じです。 コンスイートのスタッフは食料品などの確保の為、地元の企業などに寄付を募ったりします。

グリーンルーム(Green Room)

企画に出演する人たちの控え室です。プロ、ファン関係なく、企画に出演する人(Program Participant)は全て利用できます。こちらもコンスイート同様、ちょっとした食べ物や飲み物が提供されます。

ボランティアスイート(Volunteer Suite)

ボランティアスタッフの為の休憩所です。ボランティアに登録すれば入ることが出来ます。ここには、食事がとれなかった人たちの為に飲み物や、ペストリーが置かれています。こことは別にコンベンションのスタッフが利用するスタッフスイートが置かれる場合もあります。提供されるサービスは、ボランティアスイートが一番厚く、続いて、グリーンルーム、コンスイートです。

ボランティア(Volunteer)

ワールドコンはすべて無償のボランティアで運営されています。コミッティメンバーと呼ばれるスタッフもちゃんと参加費を支払い、アテンディングメンバーシップを持たなくてはなりません。
ワールドコンで特にボランティアと呼ばれるのは、開催中に運営を助けてくれるスタッフ以外の参加者の事です。ボランティアなるには、会場で参加受付を済ませた後ボランティア受付に行き、登録する必要があります。そこでVolunteerと書かれたリボンと、自分が仕事をした場合のセクションとボランティア用の記録用紙を受け取ります。
この用紙はボランティアに行った先の責任者に働いた時間と責任者のサインを記入して貰うための物です。ボランティアは働いた時簡に応じて、Tシャツや次回のワールドコンの参加権などさまざまな特典を得られます。また、ボランティアのリボンを付けているとボランティアスイートに入室し、飲み物を飲んだり軽食を食べたり休憩をしたりする事ができます。

プログラム・パーティシパント(Program Participant)

企画の出演者です。企画を主催、出演する参加者は参加受付を済ませてから企画出演者用の受付にもチェックインしなくてはなりません。この受付で自分の出演する企画の時間や場所のリスト、パネルに出演する場合机の前に貼る自分の名札、そしてProgram Participantと印刷されたリボンを受け取ります。ワールドコンでは、企画に参加している作家やアーティストもゲスト・オブ・オナー以外は他の参加者同様に参加費を支払っているメンバーですから、同じように受付をしています。

ビジネス・ミーティング(Business meeting)

WSFS(World science Fiction Society)の総会です。 ワールドコンの参加者はすべてWSFSのメンバーですので参加する権利があり、もちろん採決にも加われます。
会議では主に規約について話し合われます。近年では概ね木曜日から日曜日に行われていて、初日は議題の確認、金曜、土曜は討議と決議、日曜日はサイトセレクションの結果発表という日程になる事が多い様です。

アートショー (Art Show)

イラスト、立体物、アクセサリーなどを展示する企画の名称です。有名なイラストレーターや一般参加者の作品が玉石混合で展示されています。アートショーに出展するにはメンバーシップを得るか、メンバーシップを持った代理人が必要で、展示用のパネルやスペースは有料です。
アートショーでは展示だけではなく、作品を売ることもできます。まず、記入式の入札が行われますが、記入用紙の欄がいっぱいになるとその作品は最終日のオークションにかけられます。また、アートショー内にプリントショップが設けられている場合も多く、プリントショップでは印刷したアーティストの作品を手頃な値段で買うことが出来ます。こちらは入札ではなく定価が示されています。

ディーラーズ(Dealers room)

書籍、衣装、アクセサリー、武器、小物、Tシャツなど、SFやファンタジーに関連する様々な商品が販売されている場所です。業者だけではなく、一般の参加者が手作りの作品を売る店もあります。現金だけではなくカードの使用をできる店もあり、クオリティも千差万別でさながらSFのみの市です。出店スペースは有料で、事前の申込が必要です。

エキジビション(Exhibition)

ワールドコンやSFの歴史など、様々な物品が展示されている場所です。ヒューゴートロフィーの展示や有名ファンのポートレート、ゲスト・オブ・オナーに関する展示などや映像作品の小道具などが展示されている事もあります。

リーディング(Reading)

朗読会。ワールドコンではポピュラーな企画で、多くの場合作家自らが自作を朗読します。これは企画として行われる場合だけでなく、出版社がディーラーズルームの自社のブースで、売り出し中の作家に自作を読ませている事もあります。

マスカレード(Masquerade)

仮装コンテストの事です。ワールドコンではメジャーイベントと呼ばれるものの一つです。SFやファンタジーの作品の登場人物に扮したり、オリジナルのキャラクターになった人たちがウォーキングやパフォーマンスなどをステージ上で披露します。マスカレードには様々なカテゴリーがあり、優秀者にはそれぞれ賞が与えられます。

オートグラフ(Autograph)

サイン会の事です。オートグラフの会場にはいくつものテーブルが並べられ、毎時違った作家やアーティストの方が座ってサインをしてくれます。欧米では色紙ではなく、著作や画集にサインをしてもらうのが一般的です。
若手売り出し中の作家の本を出版社がディーラーズルームで無料配布し、その作家のオートグラフの宣伝をしている事もあります。また、出版社のブースで企画とは別にオートグラフを開催している場合もあります。

カフェクラッチェ(Kaffee Klatsches)

作家やアーティスト、有名ファン、編集者などとのお茶会です。人数制限があり参加のためには申込をしなくてはなりません。人気のあるひとはすぐに定員いっぱいになってしまうので、早めの申込が必至です。カフェクラッチェでは、自由に作家などと話をすることができます。


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